2015年10月29日木曜日
[EC]通販で送料無料が定着してるけど、実際はお店の負担が大きいって話
EC(インターネット通販)で送料無料って重要なんです。消費者心理で送料無料っていう概念を埋め込まれてる現状、
ネットで物を買うときにこのワードが購買動機の一つになってるぐらい大切です。
普通に考えて良くある日常に当てはめると
・年賀状(ハガキ)を出すときタダですか?
・結婚式で取った写真をDVDに焼いて新郎新婦に送るときタダですか?
・大学で一人暮らししてる子供に物品仕送りするのにタダですか?
普段物をどこかに送るときにタダってケースってほとんど無いです。
こと、通販に関しては送料無料の定着なんですが、
爆発的にそのマインドが消費者に広がったのは
AMAZONです。
AMAZONが全品送料無料を打ち出した2010年以降からだと。
100円のものを単品買いしても送料タダ
50円のものを単品買いしても送料タダ
たしか当時佐川と契約してたAMAZONですが、
業者の送料を相当叩いたとしても佐川も原価以下は出来ないはずなんで
タダとはいきません。
AMAZONの利益度外視の施策は通販業界を震わせました。
そのときのアマゾンの社長は
短期的な利益は重視していない。
長期的な成功が目標だ。
顧客に喜んでもらえるナンバーワンの価値を提供し続ければ、
必ず成功できるという企業哲学がある
ふーん。
こんな施策をAMAZONが続けると当然楽天やYAHOOなども追従するしかなく
そうなるとモール出店してる店舗への負担が増えるばかりなうえ
送料無料にしないと売れにくくなってく状況が重なり
体力の無い店舗が衰退してく。
はっ、そうか
長期的に見るとライバル店舗が衰退し事実上AMAZONの利益が・・・
結局AMAZONは送料無料をやめて低単価商品はあわせ買いプログラムへ移行してる
事から正直厳しかったんだろうなと。
※今現在もヨドバシが完全送料無料してて成長率も過ごそうなので
持ってる商材によってはありなのか?
話を戻すと、そーゆう背景から送料無料が意識として定着してます。
ショッピングモールの検索ワードを見ると
"送料無料"はトップ5に入ります。
それだけ検索ワードとして文字入力をする人が多いと。
ただでさえネットのほうが物が安いと思われ
送料も無料だと思われることから
完全に消耗戦だと思ってください。
薄利多売できればいいぐらい。
赤字多売なんてことも在庫状況やライバルの販売戦略から
やらざるを得ないことも。
低単価なお店ほど辛いです。
2000円の商品を送料無料にした場合
仮に送料500円 粗利25%だとすると
2000円×0.25 -500円 = 0
利益0ですw
ここでセールなんてしようもんなら赤字ですww
さらには物を出荷するには人件費・保管料など
当然販売管理費もかかってくるので
全く持って割りにあいません。
なので今は送料無料が減ってます。
まとめ買いだったり○○円以上購入の場合
送料無料にします、だったり。
目玉だったり客寄せ用だったり以外はずいぶん
送料無料が減りました。
それは運送会社の値上げラッシュもあり
企業の悲鳴から断末魔になり下がり
耐えられなくなって送料無料対象商品を減らす。
それぐらい送料ってのは店舗側の負担が大きいんです。
ま、自身が物を買うときは送料無料探しますがねw
商品原価+送料+物流経費+販売管理費
いろいろ考えて今買おうとしてる商品で利益があるとすると
・・・ 商品原価って相当安いよねw ってw
ここまでが日本の通販事情。
海外はすごいですよ。
軽く触れますが
ebayでiPhone用のケーブルを買いました。
台湾から出荷されましたが、トータル金額94円
94円!
送料無料!
なにこれ、全く持ってわけがわからないよ
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